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突如《見えざる帝国》の襲撃を受けた尸魂界を救うべく、
死神代行・黒崎一護は、躊躇うことなく戦いに身を投じる。だが、滅却師の始祖・ユーハバッハの命を受けた星十字騎士団の侵攻により、
多くの死神たちが次々と無惨に散っていった。
卍解を奪う手段をも持つ星十字騎士団の面々に、護廷十三隊は隊長格すら苦戦し、
奮闘する一護もまた、ユーハバッハを前にしては力及ばず、刀を折られてしまう。斬月を治せず失意の一護に、父・一心が語った過去。
己を知り、決意と共に再び立ち上がった一護は今、導かれ修練の時へ踏み出す。
新たな力をその手に、大切な仲間を、全てを護るために――。一方、一護とは異なる行動をとっていた、滅却師の末裔・石田雨竜。
記録を紐解き真実を求めた雨竜が辿り着いた答えとは――。ユーハバッハが指名した「後継者」が《見えざる帝国》に波紋を呼び、
戦況は新たな局面へと様相を変えていく。『世界の終わる9日間』瀞霊廷は闇に消え、やがて訣別の刻が訪れる――。 -
とある出会いから死神の力を手にし《死神代行》となった黒崎一護は、
現世で死した魂魄が集う場所・尸魂界の動乱に巻き込まれ、熾烈な戦いの中、
仲間と共に大きく成長を遂げてきた。そんな一護の暮らす空座町で異変が起こる。
新たなる死神と、新たなる敵の出現。
そして救いを求める声。
一護は再び斬魄刀を取り、戦場へと旅立つ。一方、尸魂界では、現世における突然の虚の連続消失が観測され、
この地へ導かれた魂が暮らす流魂街での住民達の失踪が発生、
さらには死神たちの住む霊屋・瀞霊廷が賊軍に襲撃される。
賊軍の正体は、滅却師の始祖・ユーハバッハが率いる《見えざる帝国》。
《見えざる帝国》は、死神たちに宣戦布告する。5日後、尸魂界は“見えざる帝国”により殲滅される千年の長きにわたり死神たちが背負っていた因縁。
その宿業と秘められた真実がついに紐解かれる。全ては終焉へ。
黒崎一護の、
最後の戦いが始まる――。